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Hello, Goodbye


いよいよ初夏らしい活気のある日差しを感じはじめた、先月のある日。
とある知人が他界しました。

知人と言っても人生で2度しか会ったことがなく
一度目は7年前の今くらいの時期。
当時妊娠8ヶ月のわたしを豪快な笑顔で祝ってくれました。

二度目はちょうど一ヶ月ほど前のある日。
夫の仕事仲間でもあったその人の自宅にお伺いしました。
7年ぶりのその時も、豪快な笑顔は健在。

かつて肩の下まで伸びた黒髪を、ばっさりと短く刈り上げた、
わたしの現在の風貌を頼もしい目でまじまじと直視し、
子供を育ててもうじき6年も経つというのに
相変わらず落ち着きのない発言を面白がって聞いてもくれました。

「カミさんと似てる」
あきれたように笑った目線の先には20年以上前のであろう結婚写真が
アンティークの家具の上に飾られており、
広い平屋には気持ちの良い日差しがいっぱいに広がっておりました。

家族で西海岸を横断した思い出を楽しそうに話した後に
「もう今はポンコツだからなかなか大変」
と困ったように呟きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
心筋梗塞を患っているのだと、以前から身体の不調を聞いていました。
無理さえしなければ、まだ少しは長く生きられるであろうことや、
それでもやんちゃな生き方は相変わらずな人だとも。

葬儀の日の朝、夫から一緒に葬儀に行くかと誘われ
一瞬迷ったけれど、行かないことにしました。
きっと感情が高ぶって泣いてしまうと思ったから。
そしてそんな事をその人は求めていないと思ったから。

その代わり、深呼吸して空を眺めました。
雲一つない青空に元気のよい光が輝いており、

楽しく生きて、楽しく散る。
いいじゃないか。

自分勝手かもしれないけど、楽しい感情に忠実な人生に賛同する。

感じる愛情を、エネルギーを、欲望を、
そしてクリエーションを
大事に大事に、残酷かもしれないけど正直に。

今日も明日も、そしてこれからも、きっと生きていくんだ。
 
23:38 | comments(0)









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